移動平均線とは?

移動平均線とは?

ローソク足は江戸時代に発案してされ大阪・堂島の米取引で使われたとされています。四本値(始値・高値・安値・終値)を使用してローソクの形に表したチャートで、現在ではFXに限らず世界中様々な相場を表すチャートで使われています。

初心者の方がチャートを勉強したい場合は、まずここから学んで行くことをおすすめします。

移動平均線は、一定期間の終値の平均値をつなぎ合わせて線にしたものです。

移動平均線を追加することによって、ローソク足だけでチャートを見たときよりも、相場の流れが分かりやすくなります。

 

・移動平均線はどのように作られるのか

ここでは、5日移動平均線というものを例に説明します。

一種類だけ知っておけば、他の25日移動平均線や、200日移

動平均線も一緒なので応用がききます。

5日移動平均線は、直近の5日間の終値の平均値を計算し、繋げた線のことです。

言葉では分かりにくいですが、実際の計算方法を知れば簡単に理解できますので、実際に計算して見ましょう。

例えば、ある通貨ペアの7営業日分の終値が以下の通りだったとします。

・1日目 100円 ・2日目 110円 ・3日目 115円 

・4日目 120円 ・5日目 115円 ・6日目 120円

・7日目   130円

 

まず、1日目から5日目までの価格の平均が112円になります。

この数値を5日目に配置して、移動平均線の起点とします。

次に、2日目から6日目までの平均値は116円です。

これが、移動平均線の次の点です。この点と起点をつなげると線になります。

以上の計算を繰り返して、移動平均線が作成されます。

 

 

 

3種類の移動平均

移動平均線は期間を設定するだけではありません。

移動平均線は期間の設定以外に3つ種類があります。

単純移動平均《Simple Moving Average》

文字通り、ある一定の期間の終値を単純に平均した数字で作られている移動平均線です。

 

加重移動平均《Weighted Moving Average》

5日加重移動平均線だと、5日目の価格を5倍、4日目の価格を4倍、3日目の価格を3倍、2日目の価格を2倍にして計算しています。 

指数平滑移動平均《Exponential Moving Average》

これは直近の価格を2倍にして計算したものです。

 

 

・移動平均線の基本的な使い方

 

移動平均線の基本的な見方はとても単純です。

 

以下の2つの基本的な使い方として覚えてください

・ローソク足との位置関係を見る

・移動平均線の傾きを見る

 

《ローソク足との位置関係から相場を読み取る》

 

 

まずは移動平均線とローソク足との位置関係で、

今の相場が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、

それともレンジなのかを見ます。

 

ローソク足が移動平均線より“上”上昇トレンドで、

これから上昇していく、またはただいま上昇中と言うことです。

 

反対に、ローソク足が移動平均線より“下”にあるときは

下降トレンドで、これから下降していく、

またはただいま下降中と言うことです。

 

レンジ相場の場合は、ローソク足が移動平均線の上や下を

行ったり来たりしていて、ローソク足と重なっている時が

レンジ相場になります

これが移動平均線の基本的な使い方の1つです。

 

移動平均線によるシグナル

移動平均線には複数の期間のものを組み合わせることにより、重要なシグナルを判断することができます。
その一つに“ゴールデンクロス(買いシグナル)”と“デッドクロス(売りシグナル)”があります。

見分け方は期間の短い移動平均線が、期間の長い移動平均線を上に越えるとゴールデンクロス。反対に期間の短い移動平均線が、期間の長い移動平均線を下に抜けるとデッドクロスというシグナルになります。

ゴールデンクロスは下落のあとに出る現象です。
期間の長い移動平均線は、下落する前から買いの意識が強いため、売りたいという重りがあるといえ、期間の短い移動平均線が越えてくるということは、この重りが除かれたということで、上がりやすくなり買いシグナルとなります。

反対に、デッドクロスは上昇のあとに出る現象です。
これまで安心して買っていた人の価格を、短期間で割り込むことにより、下がりやすくなり売りシグナルとなります。

他にも移動平均線を売買に活用するうえで有名かつ効果的なものに下記の2つがあります。

  • 移動平均かい離率
  • グランビルの法則

 

《トレンドの強さは移動平均線の角度
をみよう》

移動平均線とローソク足との位置関係を確認したら、

次に移動平均線の傾きにも注目しましょう。

・移動平均線が、右肩上がりで角度が急であるほど

 上昇トレンドの力が強い

・移動平均線が、右肩下がりで角度が急であるほど

 下降トレンドの力が強い

・移動平均線が、水平であるならば横ばい

トレンドの向き、強さをしっかりと確認できれば、

相場はこれからどこに向かうのかを把握できます。

 

≪解説動画≫

Copyright© ハマのバイナリーオプション成績公開 , 2024 All Rights Reserved.