フォーメーション分析

 

ダブルボトム&ダブルトップ

 

ダブルボトム、ダブルトップは、ヘッドアンドショルダーズ同様で、為替が上昇基調から下落基調に変わったり、下落基調から上昇基調に転換する「トレンド転換」を判断するに有効な代表的な分析です。ヘッドアンドショルダーズと比べ、発生する頻度が高く比較的汎用的なのが特徴です。

ダブルボトム

ダブルボトムは相場の底を示すチャートパターンで、底が二つあるチャートの形です。 為替が大きく下落した後にいったん上昇し、再び前回下落した為替近くまで下落し、上昇に転じたときのチャートの形で、アルファベットの「W」のような形のチャートです。
このチャートの形が出現すると、底を打って上昇トレンドに入る可能性が高いと考えられます。
但し、ネックライン(1番底を形成した後の高値)を超えて、はじめて上昇トレンドへ転換した(買いサイン発生)と判断することができ、ダブルボトムが完成されるのです。

ダブルトップ

ダブルトップは、ダブルボトムの反対で、相場の天井を示すチャートパターンで、天井が二つあるチャートの形です。 為替が大きく上昇した後にいったん下落し、再び前回上昇した為替近くまで上昇し、下落に転じたときのチャートの形で、アルファベットの「M」のような形のチャートです。
このチャートの形が出現すると、天井を打って下落トレンドに入る可能性が高いと考えられます。
但し、ネックライン(1番天井を形成した後の安値)を超えて、はじめて下落トレンドへ転換した(売りサイン発生)と判断することができ、ダブルトップが完成されるのです。

ヘッドアンドショルダーズ

ヘッドアンドショルダーズトップ

ヘッドアンドショルダーズトップは相場の天井を示すチャートパターンです。三つの山と二つの谷で形成され二つの山に挟まれた真ん中の山が一番高い山となります。
ヘッドアンドショルダーズトップは両脇の山が肩、真ん中の山が頭というように見えることから名付けられていますが、日本では釈迦の左右に菩薩が配置された三尊像に似ていることから“三尊”とも呼んでいます。
見方は最初の山を形成した後、その山の高値を更新しヘッドアンドショルダーズトップの“ヘッド”を形成し高値を更新した時点では上昇の勢いはまだあることを示していますが、前回の戻り安値とほぼ同値或いは以下に下落することとなりこの時点から売り圧力が強まってきた事になります。その後、反発するものの前回の高値(ヘッド)を更新することなく最初の戻り安値と次の戻り安値で引いたネックラインを価格が下抜けることで上昇トレンドの終息サインとなり、売りシグナルが発生し、ヘッドアンドショルダーズトップの完成となります。

ヘッドアンドショルダーズボトム

ヘッドアンドショルダーズボトムは、底を示すチャートパターンで、ヘッドアンドショルダーズトップの逆になります。
最初の谷を形成した後、その谷の安値を更新しヘッドアンドショルダーズボトムの“ヘッド”を形成し安値を更新した時点では下降の勢いはまだあることを示していますが、前回の戻り高値とほぼ同値或いは以上に上昇することとなりこの時点から買い圧力が強まってきた事になります。
その後、反落するものの前回の安値を更新することなく最初の戻り高値と次の戻り高値で引いたネックラインを価格が上抜ける事で下落トレンドの終息サインとなり、買いシグナルが発生し、ヘッドアンドショルダーズボトムの完成となります。

 

三角保合い

三角保合い(トライアングルフォーメーション)は株価が上下しながらも横ばいの動きを続け(「保合い」)、その上下の動きがだんだん小さくなっていき、チャートの形が三角形のようになる状態のことを言います。その後、上下に大きく動くと言われています。
一般的には保合いの期間が長ければ長いほど、エネルギーを溜め込んでいる期間も長いので、より大きく動くと考えられています。重要度が非常に高いとされる分析手法です。

売買サイン

売買サインは、頂点に近づいた時点のレジスタンスライン(抵抗線)か、サポートライン(支持線)をブレイクアウトした点が強い売買のサインになります。

 

①強気の三角保合い

ラインを引いたときに、三角形の左上が直角になる三角形の保ち合いが“強気の三角保合い”です。
株価が上昇・下落を繰り返すなかで、投資家が前回の安値まで株価が下落するのを待てずに買いを入れてくるため、安値が切りあがってくる形です。
つまり、このチャートがあらわれるときは「この先株価は上がる!」という先高感が強く投資家が強気になっているときです。
つまり、この形のチャートがあらわれたときには、頂点をつけた後に上昇する確率が高くなります。

②弱気の三角保合い

ラインを引いたときに、三角形の左下が直角になっている三角形の保合いが“弱気の三角保合い”になります。
①強気の三角保合いの三角形を上下逆にした形で、徐々に上値が切り下がってくるパターンになります。
下値は一定で底堅く安定しているものの、上昇に戻る力が弱いため、「回の高値まで上昇しないだろうから、とりあえず前回の高値より下でも売っておこうと徐々に注意を払う投資家が増えているパターンです。
その後、底堅いと思われていた下値から窓をあけて下落したり、三角形の頂点から下に均衡が破られた時に、投資家は一斉に損失確定させるロスカットを行なったり、新規売りを行なう参加者も多くなります。
このため、三角形の左下が直角になっている「三角保合い」の形の頂点をつけたときは、その後株価が下落する確率が高いチャートと言えます。

比較的綺麗な二等辺三角形となるのが“均衡している三角保合い”です。 高値が徐々に切り下がると同時に、安値が徐々に切り上がってくることで振幅が小さくなる形です。
つまり、これから株価が上がるという先高感を持った投資家と、これから株価は下がるという先安感を持った投資家が均衡しているので、頂点が形成されるまでは上下どちらに動くかわからないと考えられます。
但し、戦略としては上下どちらかがブレイクアウトすればそのタイミングが売買サインになりますので、上放れすれば買いサインになりますし、下放れすれば売りサインになります。

ソーサートップ&ソーサーボトム

ソーサートップ&ソーサーボトム(ソーサーフォーメーション)とはラウンディングターン(円形転換)とも呼ばれます。ソーサーは英語で「皿」を意味し、安値圏、高値圏でこのお皿のような形になった場合に「トレンド転換」と判断できる分析です。

ソーサーボトム

ソーサーボトムは、安値圏で発生するお皿(横ばい状態)のような形になっており、「鍋底」としても広く知られています。
緩やかな下げをたどる中、目立った反発もなく横ばいトレンドに転じます。次第に下値を切り上げ、やがて出来高の増加を伴う明らかな上昇をいったん見せるが、その上昇が一服するとプラットフォームを形成して持ち合いになります。ソーサーボトムは、このプラットフォームの高値(ネックライン)を上回った段階で完成となり本格的な上昇局面と判断します。

ソーサートップ

ソーサートップは、高値圏で発生するお皿(横ばい状態)のような形になっております。緩やかな上げをたどる中、目立った反落もなく横ばいトレンドに転じます。次第に上値を切り下げ、やがて出来高の増加を伴う明らかな下落をいったん見せるが、その下落が一服するとプラットフォームを形成して持ち合いになります。ソーサートップは、このプラットフォームの安値(ネックライン)を下回った段階で完成となり本格的な下落局面と判断します。
ソーサートップは、出現頻度が比較的少ないのが特徴です。

 

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